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僕たちは2人で無人島に行きたかったんだ。

僕は過去に1人だけ恋人と同棲したことがあって、
その人とは、理想的な付き合いができていたと思う。

そのとき、あることをきっかけに、2人でmixiをやめようということになった。

それで、2人でホームページを始めたんです。
そのときのホームページのタイトルをどうしようかって考えていたときに、「無人島」っていうのを英語にした「isolated island」にしようと思ったんだけど、結局、分かりにくいから却下になった。

僕たちは2人で無人島に行きたかったんだ。

誰もいない世界で、2人だけで生活をしたかったんだよ。
他に誰もいらなかったんだ。
せめて僕だけは。

でもそれは、やはり危険な思想で、
別れた瞬間、僕はその無人島でたった1人になった。

その人は賢かったから、無人島にいながらも、
誰かと交信していたし、きっとすぐ助けの船も来たんだろう。

20代の後半はその無人島から脱出するための長い時間だった。
だから、僕も無人島から脱出したあとは、決して2人で無人島に行くなんて危険なことをしなくなった。
ただ、小さい町で、少人数ながらも大事な人に囲まれて、暮らして生きたいと思うようになったんだ。

君は、その頃の僕の恋の仕方に似ているね。
君は、2人で無人島に行きたいんだね。
逃げたいんだね。
分かるよ。
誰にも手が届かない場所へ。

君の大切な人が、というよりは、君自身がその人にだけ手が届く場所へ。

僕らは似すぎていたのだと思う。
だから、幸せで、不幸だったんだ。

まるで今日の天気だ。

そっちの島は晴れているかい。

もう手が届かなくなった君へ。
最後の、最後の手紙。

瓶にでも入れて、海へ流そう。
いつか届くかな。

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